いまや国内の宿泊施設を利用する10人に1人は外国客という時代。そのボリュームゾーンは、ミドルクラスであり、シティホテルよりも、安価でサービスの充実した宿泊施設を自分で探す。そこで人気沸騰なのが……。

昼下がりの大阪・十三のラブホテル街――。大きなキャリーケースを引きながら、1人の若いブロンド女性が吸い込まれていく。一見、場違いにも思えそうだが、いまやこの界隈では見慣れた光景となっている。彼女が向かう先は、関西を中心に47店ものレジャーホテルをチェーン展開する「ホテルファイン」の十三店だ。

「2011年に自社のホームページを立ち上げて、ネット予約を始めました。当日受け付けのウオークインが基本のこの種のホテルで、予約を取ることは機会損失につながりかねず、大きな賭けだったのです」と語る運営会社・レジャー計画の関則之会長の決断は、予想外な展開を呼び込む。HPを見たエクスペディアなどの予約サイトから問い合わせがあり、登録を決めると海外からの予約が入り始めたのだ。