どうしても助言しづらい状況で、いかに話すか。中国古典と講談の世界から、「常識外れ」の切り口をご紹介しよう。
Q1 アイツに「倍返し」をしてやりたい
【守屋さんの答え】
「倍返しだ!」。テレビドラマ『半沢直樹』の主人公は、敵対する上司に対し、その面前で「やられたら、やりかえす」と宣言します。このセリフに溜飲を下げた方も多かったことでしょう。
守屋 淳(もりや・あつし)氏●1965年生まれ。早稲田大学第一文学部卒。大手書店勤務を経て、作家として独立。主な著・訳書に『現代語訳 論語と算盤』『ビジネス教養としての「論語」入門』などがある。
しかし、私が専門にしている中国古典の世界では、こうしたやり方は愚の骨頂だといわれています。たとえば『孫子』には「兵は詭道(きどう)なり」という有名な言葉があります。
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