給与を伸ばすには3つの方法がある。ひとつは自分が出世することだ。残りの2つは、会社が成長するか、厚遇の会社に移るか。必要なことは大局観をもったキャリアづくりだ。会社頼みでは、必ず行き詰まる。
塩野 誠さんの回答
「全部乗せ」は事業の立ち上げ経験
年長者のセールスポイントは、スキルよりも人脈であることが多いと思います。理想的なのは、「あの人が定年になるのだったら、うちの監査役になってもらおう」と声をかけてもらえるケース。このためには仕事を通じて自分の評判を培っておく必要があります。名刺交換をしただけの薄い人間関係では人脈とはいえません。一緒に仕事をするだけでなく、手強い競合や交渉相手として印象に残っていれば、「あの人を誘ってみよう」となる可能性があります。
スペシャリストは業界動向に左右されがちです。汎用性が高いのはゼネラリスト。最も評価されるのは、新しく何かの事業を立ち上げた経験があることです。財務、マーケティング、営業など、「全部乗せ」となり、ニーズが多い。仕事も人間関係も、幅を広げておくと、あとで有利です。
ここから先は有料会員限定です。
登録すると今すぐ全文と関連記事が読めます。
(最初の7日間無料・無料期間内はいつでも解約可)
プレジデントオンライン有料会員の4つの特典
- 広告非表示で快適な閲覧
- 雑誌『プレジデント』が最新号から読み放題
- ビジネスに役立つ学びの動画が見放題
- 会員限定オンラインイベント
(プレジデント編集部=構成・撮影)


