消費税増税法案が可決された2012年、もしくはそれ以前から、消費税増税による日本経済への影響は甚大とする客観的かつ冷徹な分析をする声は、主流派から排除されてしまったようだ。

とはいえ、実体経済の状況を示す経済指標は嘘をつかない。内閣府は14年4~6月期の国内総生産(GDP)速報で物価変動を除く実質で▲1.7%、年率換算で▲6.8%の大幅低下を発表した。増税の影響を楽観視してきた向きにとって完全な「想定外」であるわけだが、発表間近になるとGDP予想を下方修正し、無理やり「想定内」とする手の込みようである。

【関連記事】
これから我々の給料は本当に上がるのか
若手は給料アップ、40代以上は「貧乏暇あり」に
アベノミクス「第3の矢」で何が変わるか
3.6% -2014年の世界経済と日本経済の見通し
長期衰退を止めるには移民政策しかない