「お客本位」のため消灯し沈思黙考
新たな世紀を迎えようとしていたころだ。昼休みに、食事は簡単にすませ、所属していた社長室の灯りを消し、まぶたを閉じることが増える。意識はしていなかったが、自然に、考えごとをするためだったようだ。
ANA社長 篠辺修
1952年、東京都生まれ。76年早稲田大学理工学部卒業、全日本空輸入社。2003年整備本部技術部長、04年執行役員・営業推進本部副本部長、09年常務取締役執行役員・整備本部長、11年専務、12年副社長を経て、13年から現職。
1952年、東京都生まれ。76年早稲田大学理工学部卒業、全日本空輸入社。2003年整備本部技術部長、04年執行役員・営業推進本部副本部長、09年常務取締役執行役員・整備本部長、11年専務、12年副社長を経て、13年から現職。
2000年、航空業界は、まさに「世紀の転換点」に差しかかっていた。2月の航空法改正で、長年続いていた「需給調整」と呼ぶ路線制限が終わり、運賃も認可制をやめて届け出だけでよくなる。競争を促し、サービスの多様化や新規参入を図って、利用者の便利さを高めようとの動きが進む。秋からは、首都圏に羽田、成田に次ぐ「第3の空港」を新設するか、羽田を沖合に拡張して滑走路を増やすか、議論も始まる。
ここから先は有料会員限定です。
登録すると今すぐ全文と関連記事が読めます。
(最初の7日間無料・無料期間内はいつでも解約可)
プレジデントオンライン有料会員の4つの特典
- 広告非表示で快適な閲覧
- 雑誌『プレジデント』が最新号から読み放題
- ビジネスに役立つ学びの動画が見放題
- 会員限定オンラインイベント
