最高益更新、構造改革の真っただ中、イノベーションの途上……。それぞれの局面で求められているのはどのようなリーダーなのか。
ANAがホールディングスカンパニーになるのに伴い、事業子会社となる全日本空輸の社長を託された。初の整備出身だが、伊東信一郎前社長とともに業務改革を行ってきた。成長のカギだと考えているのは、今1番動きが活発なアジア。成田、羽田をハブにして、アメリカ、ヨーロッパまでつなげることが戦略目標だ。物静かだが話し好き。今も相対性理論に興味を持つ理系経営者だ。
――社長になってやるべきことは?
全日本空輸社長 篠辺 修氏
【篠辺】企画担当の役員になったときから経営計画に携わってきた。経営層が最終的に判断する際に、私も意見を言い、原案をつくってきた立場だったので、その計画を実行する責任者が伊東から私に変わっただけだ。特段の引き継ぎはなく、「来年だけどさ、頼むよ」と言われただけだ。
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