国際線の就航で生命現象も調査
全日本空輸 会長 大橋洋治 おおはし・ようじ●1940年、満州生まれ。64年慶應義塾大学法学部卒業、全日本空輸入社。88年営業本部販売部長、93年取締役、97年常務、99年副社長、2001年社長。05年より現職。08年より日本経済団体連合会副会長も務める。
1986年3月、全日空初の国際線「成田─グアム便」が就航した。7月には、ロサンゼルス便とワシントン便が、相次いで飛ぶ。それらの乗員編成を手がけた。前年に10年以上いた人事部から、航務本部(現・運航本部)の乗員業務部に移っていた。副部長で46歳。乗員組合との交渉は、国際線乗務に当たっての着陸回数、飛行時間、勤務時間の見直しが争点だった。
それまでは国内線しかなく、1回の乗務で着陸回数は4回、飛行時間は6時間、勤務時間は10時間までという「4・6・10態勢」でやってきた。だが、6時間では、ロスには着かない。勤務時間も、10時間で終わらない。いろいろ考えた末、ロス便に「1・11・14態勢」の採用と、乗員は機長、副機長、航空機関士2人の4人とする案を示す。
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