●加藤家の家計
――12歳年下妻の甘い家計で老後没落の危機
都心部のマンション暮らし。長女が有名私立中学に合格、次女も姉と同じ学校への進学を希望しているが、教育費をどう捻出すればいいか分からない。
【年収(税込)】[夫]1220万円【貯蓄額】200万円
【家族構成】[夫]52歳 大手企業管理職[妻]40歳 専業主婦[長女]14歳 私立中学2年
[次女]10歳 公立小学4年
【家族構成】[夫]52歳 大手企業管理職[妻]40歳 専業主婦[長女]14歳 私立中学2年
[次女]10歳 公立小学4年
●村上家の家計
――一流企業の部長夫人は月10万円でパート中
夫の収入は高いが、妻は会計事務所でパートを続ける。子ども2人は中高一貫校に通う。都内に中古戸建てを購入したが、無理のない金額に抑えた。今のところ車なし。
【年収(税込)】[夫]1180万円[妻]120万円【貯蓄額】1800万円
【家族構成】[夫]51歳 大手企業部長[妻]49歳 事務パート[長男]17歳 私立高校3年
[長女]14歳 私立中学3年
【家族構成】[夫]51歳 大手企業部長[妻]49歳 事務パート[長男]17歳 私立高校3年
[長女]14歳 私立中学3年
羨望の高収入で毎月7万円赤字
年収1200万円もあれば、貯金できないほうが不思議に思える。だが、現実は甘くない。少しいいマンションを買い、子どもを私立に通わせるだけで生活はもうギリギリだ。年収1200万円のサラリーマンが自分を金持ちだと錯覚してはいけない。
たとえば、大手企業で管理職を務める加藤さん。長女が私立中学に進学してから家計は一段と厳しく、毎月7万円を超える大幅赤字が続いている。年収1200万円を超えるのに、現在の貯金はたったの200万円だ。