お洒落の意欲は生きている証拠

お洒落をすることは、大袈裟に言って見れば、人間と言う動物の持っている特徴です。人のしている格好を見て、その真似をして、スカートが長くなれば、自分も長くし、短くなれば自分も短くする、そう言う程度のお洒落であっても好いし、たとえ下手なお化粧をして、口紅や頬紅をつけ過ぎるようなことがあっても構いません。

宇野千代『死ぬまで自由に生きる習慣』(明日香出版社)
宇野千代『死ぬまで自由に生きる習慣』(明日香出版社)

「お洒落をしよう」と言う意欲が、そのまま、生きていると言うことの証拠だからです。そう言う、最低限度のお洒落であっても一こうに構いません。

大切なことは、お洒落をしようという気持ちがあると、どうしたら、もっときれいになれるか、と考えることにつながって、何か、新しいものを工夫して考え出すきっかけになることがあるのです。

お洒落は自分の見てくれだけをよくすることから始まって、何か、これまでになかったものを考え出す、原動力になることがある、と思うのです。ただ、1つの茶碗を卓子の上においても、見て、気持ちが好い、と言う置き方があるものです。

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