子どもの言葉の乱れにどう向き合うか――頭の痛い問題です。親が毅然とした態度をとり、家庭が「正しい言葉を使う場所」になっていれば、それが外の世界の悪い影響に対する最大の防御になります。
年齢によって変わる子どもの言葉の乱れ
わが子の口から、突然、乱暴な言葉や汚い言葉が飛び出した――。そんな経験を持つ親御さんは少なくないと思います。小さい頃はきちんと話していたのに……と戸惑いを感じる方もいるかもしれません。
でも、慌てて頭ごなしに叱る前に、少し立ち止まって考えてみてください。そもそも家庭の会話の中で日常的にきちんとした言葉を話していれば、そういった言葉は出てきません。知的好奇心を育て、モラルの基準をしっかり持った子どもに育てていれば、自然とそういった言葉から距離を置くようになるのです。
子どもの言葉の乱れには、年齢による傾向があります。
3歳から6歳頃までは、下品な言葉を使ってケラケラ笑う時期です。このとき、子どもにとっては「言うと場が盛り上がる、面白い言葉」として認識されています。この時期は言葉を覚え、相手の反応を試している段階でもあるので、親が過剰に反応しすぎないことも大切です。
ただし、場をわきまえる感覚も少しずつ教えていく必要があります。家庭の中でそれを笑って受け流していると、外でも同じことをしてしまい、思わぬ場面で恥をかいたり、トラブルになったりすることもあります。
6歳から10歳頃になると、様子が大きく変わってきます。「バカ」「死ね」「キモい」といった乱暴な言葉や、性的なニュアンスを含む下品な言葉を友達どうしでふざけて使うようになる子もいます。
一方で、言葉が陰湿になる子もいます。面と向かっては言わず、陰で人を傷つける言葉を使ったり、グループ内での言葉によるいじめにつながったりすることもあります。どちらも、テレビやインターネット、SNS、友達などからの影響で使うようになっていきます。



