相手に攻撃されても仕返しをしない

理論的な言い争いではなく、悪口、個人攻撃になった瞬間こそが、コントロールを失ったときだ。

何でも手当たり次第に攻撃材料にしない。また、相手にそうされたからといって、仕返しをしてはならない。相手はあなたを攻撃しているわけではない。追い詰められ、傷付き、恐怖から出た言葉だ。あなたに非がないときでも、相手が今追い込まれて辛い気持ちになっているのだと理解し、思いやりを持つ。すると、コントロールを失わずに済む。言葉の殴り合いにならずに済む。

相手の言い分を全てのむのではなく、互いに譲り合いながら、妥協点を探る。すると自分自身を失うことなく、大切な部分を守りながらも、柔軟になれる。ただ問題は、喧嘩をするつもりで話し始める人はいないということだ。衝突は突然起こる。譲れないものは何か、どこまで妥協してもいいかをじっくり考える暇はない。判断を誤ることもある。

だからこそ、うまくいかなかった場面を振り返り、次にどうすればいいか考えることが大切だ。相手がいつも謝り、妥協してくれていると気付いたら、次は自分がもっと歩み寄る。

喧嘩する男女
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いつも自分ばかりが折れていないか

相手があなたの都合を無視して、自分の都合ばかり押し通しているなら、これ以上は譲れないというラインを書き出す。

嵐の夜が明けたときこそ、振り返る。折れたくないのに「わかったよ」と言ってしまったこと。自分が頑なすぎたこと。具体的なイメージを持つ。すると、次に似たような場面で気付いて、別の選択ができる。

自分を擁護するために立ち向かうべきときがある。そのとき、ハードルが2つある。1つ目は、相手の身になり、共感しすぎて、自分をおろそかにすること。2つ目は、相手の感情の強さに押されて流されること。相手が怒って声を荒らげると、脳は警報を鳴らす。自分が守るべき大切なポイントを見失う。そのときは、やり取りのテンポを落とそう。衝動に駆られず、慎重な判断ができるように。

意見を聞いてもらう。それが目的だ。このとき、落ち着いた穏やかな態度が武器になる。怒りは、あなたの主張の正当性と信頼を奪う。相手は傷付き、心に壁を張り巡らせ、聞く耳を閉ざす。どんなに心の中で怒りが煮えたぎっていてもいい。あなたが真実だと思うことを、静かな口調で、自信を持って伝えよう。