血圧は血管の硬さと比例する

血管はその名のとおり「管」になっており、本来は、新品のゴムチューブのように柔らかく弾力性があります。しかし、加齢や不摂生な生活が続くと、血管は使い古したゴムチューブのように硬くなったり、傷ついたりしてしまうのです。

血管は見ることも、触ることもできないので、「血管が硬くなる」と聞いても、ピンとこないかもしれません。そのため、「自分は関係ない」「自分の血管は硬くない」と思い込む人が多いのです。

しかし、高血圧に該当するかどうかに関係なく、「以前より、血圧が高くなった」という人は、「以前より、血管が硬くなった」と言えます。

血圧計で血圧を測る男性の手
写真=iStock.com/west
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なぜならば、血管の硬さと血圧は比例しているからです。血圧が高くなった分、血管は硬くなっています。高血圧であれば、当然、血管の硬さの度合いも高いということです。

血管の硬さと血圧が比例しているということは、血管を柔らかくすれば、血圧が下がるということでもあるのです。血管を「柔らかくする」ためには、先にお伝えした、血管を柔らかくする物質「NO」の分泌がカギであり、分泌を促すためには「血流をよくすること」が必要です。

誰でも無理なくできるゆるーい運動

NOの分泌に欠かせないのが、血流。そして、血流をよくするために効果的なのは運動です。

運動をすると体がポカポカしてきますよね。それは、血流がよくなって代謝が上がったからです。

しかし、「運動をしましょう」と聞くと、途端に「面倒」「できない」と思う人が多いのです。「運動は苦手なんです」

「なかなか、続かなくて」

「ウォーキングをする時間がありません」といった言葉も、よく聞きます。

他にも、「ひざが痛くて、できません」

「運動しているところを、人に見られたくない」「暑い日や寒い日は、外に出たくない」……。

そんな人でもできるのが、血管のばしです。

血管のばしは、家にいながらできます。テレビを見ながらでいい。たくさん汗をかいたり疲れたりする運動ではないので、のんびりやればいい。

そんなゆるーい運動で、「血流がよくなるの?」「本当に血圧が下がるの?」と思った人もいるでしょう。詳しい理由は、のちほど説明しますが、血圧を下げるためには、ゆるーい運動でいい。むしろ、ゆるーいことに理由があるのです。