独自入手した資料から分かったこと
新設区間の建設投資額が報道されている5兆5000億円(物価高騰込み)でないのは、「現在価値換算」された金額としているためである。現在価値換算とは、社会的割引率という金利による貨幣価値の低下を反映させる仕組みだ。
例えば、今年の1万円は来年の1万400円、来年の1万円は今年の9615円となる。現在価値に換算すると、年を追うごとに貨幣価値が減少していくためである。B/C(費用対効果)は、建設期間+開業後50年にわたる現在価値換算された金額を基に算出されている。
「小浜」以外のルートの代表格ともいえる「米原ルート(東海道直通)」の場合、既存区間の建設投資額はいくらになっていたかというと、「一体評価」での全線建設投資額は17兆2300億円。この時点で「小浜・桂川ルート」より総延長が短いのに4兆8000億円も高い。
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