長生きする人の共通点は何か。医師の和田秀樹さんは「孤独は避けられないが、社会から『孤立』すると老人性うつ病や認知症のリスクを高める可能性がある。孤立せずに生きていくために、長寿者に共通する特徴がある」という――。

※本稿は、和田秀樹『80歳から始めてよかった100のこと』(永岡書店)の一部を再編集したものです。

おばあちゃんを抱きしめる孫
写真=iStock.com/pocketlight
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孤独にのみ込まれない考え方と行動

80歳にもなれば、夫や妻、友人に先立たれることがあり、夫婦で支えあって生きてきた人なら、なおのこと喪失感や孤独感にさいなまれるでしょう。子どもがいても、話し相手や頼れる人がそばにいないと、人は孤独を感じやすくなるものです。

孤独にのみ込まれてしまうと、アルコールやギャンブル、買い物などの依存症や、引きこもりや孤食の問題を引き起こすことがあります。

人と交流できる場に出向いたり、新しい出会いを求めたり、趣味に没頭したりするなど、積極的に行動できれば孤独感は少しずつ解消されます。でも、「今はそんな気分になれない」「人づきあいは苦手」というのであれば、次のように考え、行動してみてください。

少しは気持ちが上向きになるでしょう。

●孤独を「自由な時間」ととらえてみる

好き勝手にできる時間ができたと思えば、少しは気がラクになるものです。

●ひとり言をつぶやく

毎朝「よし、やるぞ!」と自分に声をかけてあげると、意欲がわいてきます。

●ちょっとだけ人とふれあう

買い物がてら近所の人と軽くあいさつを交わす、レジで店員にお礼を言うなど、ちょっとしたふれあいが孤独感を癒してくれます。

また、孤独は「思索の時間」でもあります。世界の偉人は孤独の中で独創的な発想を生み出し、偉業を達成しました。孤独は自分の個性に気づくチャンスです。孤独と上手につきあいながら、自分らしく生きていきましょう。

「孤独はすばらしいが、孤独はすばらしいと言ってくれる人が必要だ」(オノレ・ド・バルザック/小説家)――いくら孤独に慣れたとしても、さみしく思うこともあるでしょう。そんな時は孤独を分かちあえる人と話せるといいですね。