世論調査は、なぜ結果を予測できるか

イギリスも日本もそうですが、まともな民主主義国家であれば、地方選挙や国政選挙が定期的に行われます。その際のニュースなどでは、まだ開票が十分に進んでいないにもかかわらず、各候補者の当選や落選が報じられます。どうしてそんなことが可能なのでしょうか。

人々がどのように投票するかを選挙前に知りたい場合、一つの方法は、すべての有権者に質問することです。もちろん、人々が必ずしも真実を語るわけではないという事実は、世論調査を行うにあたって考慮しなければならない要素の一つです。そして、すでに皆さんがお気づきの通り、それはあまりにも非効率的です。これは選挙当日に行われる出口調査であっても同じことです。

そこで登場するのが統計学です。統計学を理解するうえで重要なポイントの一つは、「ある推論を行うために、どれだけのデータを集める必要があるか」を把握することです。どれほどの量のデータをサンプルとして採取するかは、多くの場合、誤差の許容度、つまり間違いを犯す許容度に左右されます。