爆発的に儲かる商品を作り出すには
熱いとか、辛いとか、すっぱいとか、そういうことだけ考えて、勝負をしようとする業種で、口に入れるスピードを重視している、というのは、やはり王者の発想である。
そのことから考えを一歩進めると、赤ん坊時代の感触を甦らせることで、金儲けに活用できるものが、まだまだあるはずだ。
大の男にオムツをさせて遊ばせてくれるところがある、と聞くが、これなども、オムツの感触をなつかしく思い出させて商売にしているのかもしれない。
私は、21世紀になると爆発的に売れるものが出てくるはずだ、と予想している。しかも、それは、現在存在するものをほんの少しかえただけのものである。
「マックシェイク」も、従来のソフトクリームを少しだけ柔らかくしただけにすぎない。それを母乳のスピードで吸わせるだけで、たいへんなヒット商品になった。
「マックシェイク」は、21世紀に爆発的に売れる商品が現れる、その先ぶれ商品のような気がする。
現在存在するものを少しかえれば爆発的に売れる商品になる。そんなものは、身近にいくらでも転がっているのである。それを人よりも早くみつけることが、儲かる黄金のキップを入手するコツである。
神様を恐れて金儲けはできない
母乳のスピードで「マックシェイク」を吸わせるというのは、私の考え出したことではない。マクドナルドのノウハウのひとつである。
日本人にはなかなかこうした発想は出てこない。仏教・儒教的な発想が障害になって、自然に挑戦するというようなことは考えられなくなってしまっている。仏教・儒教的なものを捨てないかぎり、こうした自由な発想は出てこない。
母乳のスピードを商売に活用するたくましい発想を、これからも日本人は身につけていかなければならない。母乳のスピードを商売に活用するなどということは、仏教・儒教的発想からすると”神仏を恐れぬ罰当たりな考え”で片づけられてしまう。
しかし、これからは自然への挑戦を恐れていたのでは取り残されてしまう。神様を恐れていてはお金は儲からない。しっかり儲けて神様に寄進をしてさしあげたほうが神様も仏様も喜ばれるはずである。


