AI化を進めない企業は取り残される

最後に、AI化に話を戻します。ここまで読んで、「AI化を検討していたけど、効果がないというならやめておこうかな」と考えた経営者・経営企画担当者がいるかもしれません。しかし、これは危険な考えです。

たしかに、余剰人員を解雇できない日本では、AI化の効果は限定的です。ROAが期待ほど高まらないケースも考えられます。かと言ってAI化せず、非効率な業務を放置すると、グローバル競争に大きく後れを取り、企業の存続が危ぶまれるようになります。

筆者は、日本企業にとっては「AI化はやれば短期的にはマイナスでも、やらなければさらに大きなマイナスになる」という状況だと考えます。やるとやらないで「どっちが得か?」ではなく、「どっちがマシか?」という苦渋の選択です。少なくともAレベルのAI化をしないという選択はあり得ないと覚悟するべきでしょう。

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