東京大会での優勝の可能性は…

最後に、7月25日と26日に行われる東京E-Prixに対する意気込みを聞いた。

「日産にとってのホームであり、また過去2大会3レース、メインドライバーのオリバー・ローランド選手は毎回ポールポジションを獲得し、2位、2位、優勝と得意なコースです」

そして「十分に作戦を練って、決勝のあるタイミングで怒涛のごとく抜いていくローランド選手らしい走りを今年も期待してほしい」と優勝に向けたフォーミュラE日産チームとしての自信を示した。

筆者も東京E-Prixでの過去3レースを取材しているが、ローランド選手の自信に満ちた走りに加えて、レース展開全体がF1など他のモータースポーツと比べて圧倒的に面白いと感じている。こうした思いは、観客はもとよりメディア関係者や自動車産業関係者でも同じだ。

特に今年は、25日(土)と26日(日)の両決勝とも午後8時スタートというナイトエンターテインメントとなるため、レースの面白さが倍増するだろう。

フォーミュラEが、日産にとって「未来への架け橋」となる様子を東京E-Prixで体感したい。

岩瀬拓朗(いわせ・たくろう)
日産フォーミュラE チーフ・パワートレインエンジニア
2008年に部品メーカーにて自動車エンジニアとしてキャリアをスタート。2021年に日産自動車に入社。エクストレイル、セレナe-POWERなどの電動パワートレインを開発。2025年4月より日産フォーミュラEチームに参画、現在に至る。
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