キャッチコピーは「どんどん使う」
キャッチコピーを決めたら、そこで終わりではありません。大切なのは、その言葉を日常の中でどう活かすかです。
職場でのプロフィール紹介や、X、Facebook、LinkedInなどのSNSプロフィールには、キャッチコピーを入れましょう。コピーそのままでは不自然に感じるときは、「○○がモットー」というフレーズもおすすめです。プロフィールが肩書きや経歴だけの情報羅列でなく、「自分は何者か」をひと言で伝える場に変わります。
さらに、新しいチームでの顔合わせ、会食などでの自己紹介、プレゼンの冒頭挨拶、名刺交換のひと言など、名前を名乗る場面ではどんどん使っていきましょう。
キャッチコピーは、考えただけでは力を発揮できません。日々、口にして記して繰り返すことで、少しずつ「なりたい自分像」である「セルフ・パペット」としてあなたになじんでいきます。
なお「キャッチコピーは変えてはダメですか?」とクライアントから質問されることがあります。もちろん変えてかまいません。先ほどのイエスかハイのKさんも、最初に出会ったのは本人が20代の頃。30代後半で再会したときには「さすがにあのキャッチコピーは年齢的にきつくなってきました」と苦笑いしていました。
ただし、一度決めたキャッチコピーは周囲に浸透するまでは変えないようにしましょう。「あの人のキャッチコピーはこうだ」と認識するまでには、およそ10カ月を要するといわれています。
また、自分自身もそのコピーに馴染むのに時間がかかると考えると、最低でも2~3年は同じキャッチコピーを掲げ続けてください。
自分が成長し、もうこのコピーはクリアできた、卒業だと思ったら変え時と考えていいでしょう。会社組織でいう中長期計画のようなものです。むしろ異動や昇進のタイミングでは、新しいキャッチコピーにすることを積極的に考えましょう。
自分のキャッチコピーのつくり方
口癖には、あなたらしさのヒントがあります。口癖として何気なく繰り返している言葉の中には、あなたの思考や価値観が表れているからです。口癖から見える価値観をもとに、自分自身にキャッチコピーをつけてみましょう。
■ワークの目的
キャッチコピーは単なる自己紹介ではありません。自分の価値観をひと言で表しましょう。キャッチコピーをつくるときは、口癖をきっかけに自分の棚卸しをしながら等身大の自分を言葉にします。自分が何者で、何を提供できる人なのかを言葉にすることです。
■ワークの具体例
口癖:「大丈夫」「やってみよう」「応援してるよ」
→キャッチコピー「あなたの背中を押す矢野香」


