子育てで意識するべきことは何か。昔ばなし研究者の沼賀美奈子さんは「親である自分が子育てで不安に押しつぶされそうな夜は、昔ばなしの本を開くといい。親の代わりに昔ばなしが、子どもの目の中に明るい未来をはっきりと映し出してくれる」という――。

※本稿は、沼賀美奈子『昔ばなしの魔法』(青春出版社)の一部を再編集したものです。

娘に怒っている母親
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人間関係の不思議で強力な法則

うちの子、このままで大丈夫なのかな……。

子育てをしていると、ふとそんな不安に飲み込まれそうになる夜があります。

周りの子と比べて焦ったり、子どもの欠点ばかりが目についてしまったり。

「どうしてこんなこともできないの」と、つい厳しい目を向けてしまう自分に落ち込むこともあるでしょう。

でも、人間関係には、とても不思議で強力な法則があります。

それは前提が、結果をつれてくるという法則。

子どもは、目の前にいる大人の目の中に映る自分の姿を見て育ちます。

目の前の大人が、「この子はきっと大丈夫だ、最後は素晴らしい人生になる」というポジティブな明るい未来をイメージしながら接してくれたら、子どもはそのまなざしを鏡にして、自分は大丈夫なんだと確信できます。

そしてその明るい未来は、現実になっていくでしょう。