“聖地巡礼”をするファンたち
2008年にブランドを畳んでから20年近くがたった。だが、ハローマックは今なお、若者からミドル世代の思い出として残っている。
SNSやブログ上にはハローマック跡地を聖地巡礼した投稿が散見される。2019年の「東京おもちゃショー」ではマスコットキャラクター・マックライオンのグッズなどが出展。2024年には店舗ジオラマのカプセルトイ化も実現した。かつて“遊べるおもちゃ屋”として、おもちゃの城をイメージした店舗は、平成のレガシーとして語り継がれている。
「今も月に5件ほどハローマックに関する問い合わせが来るんですよ。『もう店舗ないんですか』とか、『出店しないんですか』とか。当時は、ハローマックで働きたいとチヨダの門を叩く社員も多くて、根強く愛されているブランドだと誇りに思います。
ただ、今ハローマックのような運営は現実的ではないですよね。アンテナショップとして出すのもありかもしれませんが(苦笑)」(安立氏)
ハローマックを懐かしむ声には、おもちゃへの郷愁というより、“遊べる場所”があった時代そのものへの恋しさや熱量が滲んでいる。だからこそ、時代の変わり目に対する寂しさが透けて見え、根強い思い出として残り続けているのかもしれない。



