保険解約時に「言い負かされそう」な人へ
「解約するとなると担当者に引き留められそうで怖い」、「義理があり解約しづらい」という方も多くいらっしゃいます。正論で戦える方は、「貯蓄が目的なら投資のほうが効率的」「(保険商品の仕組みは)保障と貯蓄の二本立てとおっしゃいますが、保障は要らないので投資でお金を増やしたい」とはっきり伝えるのが有効です。
ただ、それが言いにくい方には、義理人情を逆手に取る手もあります。「甥っ子が保険会社に入ったので、そちらから入らないといけなくて」と言えば、担当者も引き下がることが多いものです。「夫がどうしても反対していて」「私には決定権がないので」と家族を盾にするのも一つの手。正面からぶつからずとも、うまく場を収める方法はあります。
月約7万円の黒字転換、NISAで老後資金を
現在、笠間さん夫婦の家計は黒字に転換しています。毎月6万9500円の余剰が生まれ、うち6万6000円をNISA(夫婦で3万3000円ずつ)、残り3500円を現金貯蓄に回しています。定年は60歳で退職金2000万円の見込みもあり、そこまでにしっかり積み上げていく計画です。ボーナスも以前は保険の年払いに消えていた分が手元に残るようになり、貯蓄も500万円まで増えてきました。
「あの支払い期日が近づいてくる緊張感、保険料のためにお金をかき集めているむなしさがなくなって、本当に気持ちが楽になりました。こんなに違うものなんですね」と、平三さん。妻の明子さんも「16万5000円の保険料が寿命を縮めていたかもしれない」と振り返ります。
保険をやめても、貯蓄が積み上がれば不安は消えていきます。保険の役割を正しく理解して最低限に絞る――それだけで、家計はここまで変わるのです。



