※本稿は、伊勢呂哲也(著)、関口絢子(栄養監修)『食べてはいけないもの×いいもの』(Gakken)の一部を再編集したものです。
小麦を使ったうどんは抜け毛リスクが高い
過剰な脂質や糖質、塩分のとりすぎは全身の血流に悪い影響を与えます。生活習慣病を招くもとになり、動脈硬化などのリスクも高めます。つまり、健康そのもののために脂質や糖質、塩分を控えめにしたほうがよいわけですが、それはそのまま抜け毛予防にも当てはまります。血流が悪くなることは抜け毛のリスクだからです。
【うどん|体にやさしそうなイメージが落とし穴!】
さっぱりとしたつゆで食べるうどんはヘルシーなイメージがありますが、実は髪の毛にとってはリスクの大きいメニューです。これは、うどんが精製した小麦を使っているため、血糖値を急激に上げやすいからです。血糖値は、糖質をとることで上昇します。精製された小麦を使ったうどんは高GI食品なので、食後血糖値の急上昇と急下降を招きます(血糖値スパイク)。
すると、血管を傷つけたり、スムーズな血流のじゃまをしたりします。また、自律神経に乱れが出てホルモンバランスを崩すことも、髪の毛の健康リスクにもなります。ただし、糖質は不足することでも健康リスクとなり、薄毛や抜け毛の要因にもなり得ます。ダイエットのために厳しい糖質制限を続けることで抜け毛がひどくなる可能性もあるのです。
栄養バランスが崩れることで健康がおびやかされ、それが抜け毛のリスクにつながる。この仕組みはすべての食べものに関していえることです。健康的な食事は髪の毛を育て、バランスの悪い食事は抜け毛のリスクにつながります。
血流の悪さが男性ホルモンに影響する
【ラーメン|塩と油たっぷりで血流を悪くする】
これまで説明してきたことを踏まえれば、ラーメンは髪の毛にいい食べものとはいえません。うどんと同様、麺は精製した小麦からつくられているからです。さらに、スープには塩分や油脂がたっぷりです。健康リスクや抜け毛リスクへの対策としては、野菜や海藻類、キノコ類、卵などの具がたっぷりと入ったラーメンを選ぶこと。さらに、スープを飲み干さないように食べることです。
【肉の脂身|脂肪分過多に注意】
動物性脂肪をとりすぎると頭皮が脂っぽくなり、毛穴が詰まりやすくなります。これは、血液中の悪玉コレステロールが増えて、血管が老化したような状態になるからです。すると、血流が悪くなり、栄養素が頭皮まで届かなくなるため、髪の毛が抜けやすくなります。
また、男性ホルモンの代謝にも悪影響を及ぼし、薄毛を加速させます。脂身の多い肉はとりすぎると体に悪く、抜け毛につながる可能性があるので、肉を食べる際は脂身の少ない肉を選ぶ、脂身は残すなどの工夫をしましょう。


