※本稿は、伊勢呂哲也(著)、関口絢子(栄養監修)『食べてはいけないもの×いいもの』(Gakken)の一部を再編集したものです。
小麦粉が認知機能の低下を招く
加齢とともに認知機能が気になってくるのは、自然なことです。「昨日の昼食が思い出せない」「スーパーに行ったのに、買い忘れをした」などのうっかり忘れ程度であれば心配ありませんが、「昼食をとったか忘れた」「買い物に行ったことを忘れて、何度もスーパーへ行く」など行動自体を忘れるようになったら、認知症が疑われるので、早めにかかりつけ医に相談しましょう。
ここでは、「うっかり忘れ」の原因となる、脳を老化させる食べものを挙げます。
【うどん・白米|糖質の多い食品は量に注意】
小麦粉を原料とするうどんや白米など、精製された食材を用いる白い主食は糖質のかたまりです。余分な糖質はタンパク質とくっついて体の焦げつき(糖化)の原因になります。食後血糖値の急上昇も脂肪肝や肥満を招き、認知機能の低下リスクを高めます。
【パン|白パンや菓子パン以外が望ましい】
うどんと同じ理由で、白パンや菓子パン、クッキーも、食べすぎがもたらす糖化や肥満、肝機能への負荷が、もの忘れなどの頭のぼんやりにつながる可能性があります。
スナック菓子は塩分・油脂が少ないものを
【加工肉|ハムやソーセージの塩分、脂に注意】
加工肉の塩分、油脂分は認知機能への悪影響も心配されます。塩分過多による血流阻害や、アルツハイマー病の原因物質であるタウタンパク質の蓄積促進が示唆されています。体を酸化、糖化させ、内臓脂肪や悪玉コレステロールを増やす原因となることも、頭が冴えないことに結びつくリスクとなります。
【スナック菓子|糖分や塩分、油脂が少なめなものを】
加工肉と同様、脂肪分や塩分の多さで避けたいものが、スナック菓子です。脂肪分や塩分に加えて糖質も多いため、糖化や肥満、肝機能への負荷なども、認知機能の低下リスクを高めます。
できるだけ控えたほうがいいスナック菓子ですが、好きな人にとっては食べる楽しみがリラックス効果をもたらすこともあります。成分表示を確認して糖分や塩分、油脂が少なめのものを選びましょう。ただし、量は少なめに。
【アルコール|お酒の飲みすぎは認知機能にダメージを与える】
アルコールには脳を萎縮させる作用があるといわれています。脳が萎縮すると、認知機能の低下や脳梗塞リスクなどにつながります。睡眠の質を下げる作用も、脳にとって大切な休息をじゃますることになり、認知機能に悪影響を及ぼします。

