一気に「高市不況」への転落も
2026年現在、日本経済は長年のデフレから脱却し、ようやく持続的な賃上げのサイクルに入ろうとしている。しかし、シーレーンの混乱によってエネルギー価格と輸入食料品、日用品の価格が再び異常な高騰を見せれば、企業がどれほど賃上げ努力をしても、実質賃金は深いマイナスに沈み込む。
国民の生活苦は頂点に達し、「高市ブーム」はあっという間に「高市不況」へと転落する。地政学的な敗北は、そのまま国内経済の崩壊を意味し、それは政権の即座の終焉を意味する。外交と内政は、かつてないほど密接に連動しているのである。
海に囲まれた日本にとって、シーレーンは国家の血液を運ぶ静脈であり動脈である。米中の密室の手打ちによって、そのアクセスが左右されるのを許せば、それは国家の主権を放棄することに等しい。
高市首相の今後数カ月間の決断が、数十年の日本の行く末を決める。歴史は、高市政権がこの未曾有の危機において国家の未来と繁栄を守り抜いたか、それとも大国のパワーゲームに翻弄され、そのポテンシャルを浪費しただけか、を冷酷に記憶するだろう。


