投資先の決め手は「人物」、判断基準は「信・義・仁」
独立後、SBIグループを一代で4兆円を超える企業集団に育て上げました。投資先を決める時、最後の決め手は何か。北尾さんの答えは明快です。「人物です」。先見性はあるか、変化にどれだけ柔軟か、ナンバー2はどういう人物か。「僕ぐらいの年になると、50年この世界を見ていると、いろんなことが分かってくる。直感力というやつです」。
その直感の根底にあるのは、古典から得た物差しでした。すべての判断の基準は、たった3つの漢字。信・義・仁。人の信頼を損なわないか、社会正義に照らして正しいか、十分に他者を思いやっているか。「この3つの観点で、僕は全てのディシジョンメーキングをしている」。
75歳を迎えた今、北尾さんの頭を占めるのは後継者のことです。「僕がいなくなったらどうなるか。これが一番の心配事です」。論語の「君子は器ならず」を引きながら、こう語りました。「器を使うのが君子であって、人材を集めて正しい使い方をして、それを続けられる仕組みをつくることが一番大事なんです」。
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