脳がエネルギー不足に陥っている
連休明け、「やる気が出ない」「朝起きられない」「気分が落ち込む」と感じたことはありませんか。新年度の緊張がひと段落したタイミングで、こうした不調を感じる人は少なくありません。
それ、いわゆる「五月病」といわれる状態です。
実はこの不調、単なる気分の問題ではなく、生活リズムの乱れやストレス、そして栄養バランス崩れが重なって起こる体の中の変化によるものです。つまり五月病は長期の休み明けに起こる「脳のエネルギー不足の状態」とも言える状態です。
その鍵を握るのが、連休中からの生活習慣と、日々の食事です。では、どうすればこの不調を防げるのか解説して行きます。
「戦闘モード」から「休息モード」へ
長期休み明けに生じるメンタル不調の主な原因は、大きく3つあります。
1)ストレスからの急激な解放による自律神経の乱れ
2)生活リズムの乱れによる体内時計の狂い
3)栄養バランスの偏りによる「脳のエネルギー不足」
まず、新年度の4月は、環境の変化に適応するために無意識のうちに強いストレスがかかり、交感神経が緊張した状態が続きます。この状態は、ストレスホルモンであるコルチゾールが高いレベルで維持され、いわば身体は、「戦闘モード」の状態です。
しかし、ゴールデンウィークなどの長期休暇に入ると、その緊張が一気に緩み、副交感神経優位へと急激にシフトします。この急激な変化が、自律神経のバランスを崩し、心身の不調の引き金となるのです。
次に、休暇中の夜更かしや朝寝坊、不規則な食事によって生活リズムが乱れると、体内時計が乱れます。体内時計の乱れは、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌異常を引き起こし、睡眠の質が低下し、寝起きの悪さ日中のだるさや眠気が抜けないといった不調につながることが知られています。
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