2024年下半期(7月~12月)、プレジデントオンラインで反響の大きかった人気記事ベスト5をお届けします。食生活部門(前期)の第4位は――。
▼第1位 これほど健康にいい食べ物はない…高血圧、糖尿病、心不全の持病持ちの医師(64)が年に200回食べているモノ
▼第2位 スポーツドリンクを飲むより効果的…「風呂上がりの水分+栄養補給」にピッタリな飲み物の名前
▼第3位 だからボケずヨボヨボにならず天寿をまっとうした…103歳が毎日食べたミネラルをしっかりとれる「おやつの名前」
▼第4位 パンと白米よりやっかい…糖尿病専門医が絶対に飲まない"一見ヘルシーに見えて怖い飲み物"の名前
▼第5位 肉を食べるより有益な成分を摂取できる…予防医学の名医「世界の長寿エリアでもりもり食べられているもの」
※本稿は、牧田善二『疲れない体をつくる最高の食事術』(小学館)の一部を再編集したものです。
「糖質制限」に難しい計算は必要ない
【鉄則1】現代人の周囲は「糖質だらけ」と知る
糖質が多い食生活を送っていれば、日常的に血糖値の乱高下が起き、慢性疲労が引き起こされます。
加えて、余ったブドウ糖があちこちのタンパク質とくっついてAGEをつくり、あらゆる生活習慣病の原因となることも本書で説明してきた通りです。
つまり、疲れない体をつくるために、みなさんが第一に取り組まなければならないのが糖質を減らすこと、すなわち「糖質制限」です。
とはいえ、難しい計算などは必要ありません。
これまでよりも、米飯などの炭水化物や甘い物を減らし、その分、肉や魚、豆類、大豆食品、野菜、海藻、キノコ類などを食べればいいだけです。
ただ、一口に野菜と言っても、ジャガイモやカボチャなどは、糖質含有量が多いので避けたほうがいい、というようなコツがあります。
また、糖質が含まれていることがわかりにくい加工食品もたくさん出回っているため、それを見抜く目は不可欠です。
ヨーグルトなら当然「無糖タイプ」を選ぶべき
要するに、自分で調べたり確認したりというリテラシーが求められるのです。
たとえば、健康にいいイメージのあるヨーグルトは、加糖タイプと無糖タイプがありますから、当然、無糖タイプを選ぶべきです。
さもないと、「よかれ」と思って食べるはずが、糖質の過剰摂取になってしまいます。
また、乳製品には本書の193ページで述べるような欠点もありますから、むやみに摂りすぎるのは厳禁です。
さらには、缶コーヒーなどで「微糖」と表示されている飲料には、案外、多くの糖質が含まれていることが多々あります。
舌が「甘さ控えめ」と感じるのと、本当に糖質が少ないのは別物ですから、みなさん自身の目と舌を働かせて、しっかり確かめていくことが大事です。