ロサンゼルス生まれの日系2世で、まだ42歳の起業家が著者だ。指紋認証など生体認証暗号システムの開発会社をマイクロソフトに売却。組織づくりの専門家としても活躍する逸材で、弊社役員の紹介で知り合った。
日本の1番の問題点はチームの不在であり、企業と社会が輝きを取り戻すにはチームが必要というのが彼の主張。弊社は全国を飛びまわるM&Aのプロ集団なので、個別での動きが多くなりがちだ。そこで先輩と後輩、2人ひと組でのチーム制を導入し、成果が上がり始めていたところに本書がビシッとした理論的裏づけを示してくれた。
2013年度の経営方針発表会で本書を全社員に配ったばかりだ。