1990年代前半の大不況から見事に抜け出したフィンランド経済。復興を支えたのは、企業が人材再活性化のためにこぞって採り入れた「リチーミング」と呼ばれるプログラムだった。

たった2日の研修で社員に気力が満ち、雰囲気が一変した

「上司と部下との意識が統一され、一つの目標に向かってさらに力を合わせていこうという気力が満ち溢れるようになりました。たった2日前のチームとは見違えるほどです」と語るのは、金沢を地盤とする技術集約型商社・三谷産業の中川景介常務である。

情報システムや化学品に強く、前年度の連結売上高が518億円強に達する三谷産業は、21の連結子会社からなるグループを形成している。前から事業の再編・強化を進めており、その一環として昨年、本体の人事部がグループ全体の人事を見ることになった。