
前職の上司から勧められ、英語の原著を手にしたのが3年ほど前のこと。東アフリカ・マラウイの貧しい少年が、図書館で出合った1冊の本を頼りに電気工学を学び、廃品を集めて風力発電施設を完成させる。迷信が支配する村に、科学の明かりを点すまでのいきさつをつづった本だ。
電力などのインフラはもちろん、教育の機会も何もない。そんななかでも人は夢を実現することができるのだ。その事実に感動するとともに、周囲のサポートのあり方にも考えさせられた。旧弊な村人たちがいくら批判し反対しても、両親は少年の夢を受け入れ心の支えになったという。プロジェクトの推進や子育てにあたり、参考にしたい話である。
ここから先は有料会員限定です。
登録すると今すぐ全文と関連記事が読めます。
(最初の7日間無料・無料期間内はいつでも解約可)
プレジデントオンライン有料会員の4つの特典
- 広告非表示で快適な閲覧
- 雑誌『プレジデント』が最新号から読み放題
- ビジネスに役立つ学びの動画が見放題
- 会員限定オンラインイベント


