炭水化物は「冷まして」食べる

米飯や麺類などの炭水化物は、できる限り摂取量を減らしていきたいですが、食べるときは「冷まして」を心がけるといいでしょう。

牧田善二『糖が脳を破壊する』(SB新書)
牧田善二『糖が脳を破壊する』(SB新書)

これまで述べてきたように、炭水化物は最終的に1個1個のブドウ糖に分解されます。このとき、途中段階でまだいくつかのブドウ糖がくっついている状態のものを「デンプン」と言います。

それが、くっついたままブドウ糖にばらけないことがあり、それは「レジスタントスターチ(難消化性デンプン)」と呼ばれます。

ブドウ糖に分解されなかったレジスタントスターチは、小腸で吸収されることなく大腸へ届きます。つまり、レジスタントスターチが多ければ、小腸で吸収されるブドウ糖が減り、血糖値が上がりにくくなります。

また、レジスタントスターチは、大腸で腸内細菌のエサとなり腸内環境を整えることにも寄与します。

この優れたレジスタントスターチは、炭水化物が「冷める」過程で増えることがわかっています。

すなわち、米飯は炊きたてホカホカではなく、おにぎりのように冷えてから食べたほうがいいし、麺も茹でたてではなく冷製パスタのように冷たくして食べるといいのです。

とはいえ、冷やせばすべての炭水化物がレジスタントスターチになるわけではありません。あくまで少量にとどめるようにしてください。

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