白米よりチャーハンのほうが太らない理由

同様に、薬味とつゆ以外には何もない素麺より、二郎系のガツンとしたラーメンや、チャーシューメン、タンメンなど具がたくさん入っているほうが、血糖値は上がりにくくなります。

胃での消化にかかる時間は、ごはんの場合、2〜3時間です。それに対して、肉は4〜5時間、肉の脂は7〜8時間を要します。

だから、糖質だけでなく、タンパク質や脂質と一緒に食べることで、糖質の消化・吸収もゆっくりとなり、血糖値が急上昇しにくいのです。

血糖値があまり上がらないということは、太りにくいということでもあります。

白米だけの状態よりも、チャーハンのほうがカロリーは高いですが太らない。要するに、「カロリーが高いものを食べれば太る」というのは大間違いなのです。

チャーハンを食べる女の子
写真=iStock.com/KEN226
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炭水化物は「最後に食べる」が正解

では、おかずに対して主食として食べる米飯やパンなどの炭水化物はどうしたらいいでしょうか。

たとえば、ランチタイムに注文した焼き魚定食の白米や、ハンバーグ定食のパンを、おかずと混ぜて食べるのはちょっと無理がありますね。

そんなときは、順番に気をつければ大丈夫です。

白米好きな人は、味噌汁をひと口飲んですぐに白米を食べたりします。しかし、炭水化物は最後に回すのが正解です。

具体的には、まず、タンパク質や脂質が豊富なメインのおかずを食べ、次いで食物繊維が豊富な野菜の小鉢やサラダなどを食べ、胃での消化に時間がかかる状態にしておきます。

その状態で、白米やパンを食べると、一気に血糖値が上がるような事態は避けられます。

この方法は、麺類や丼物にも生かせます。

たとえば、二郎系ラーメンを食べるにしても、いきなり麺から食べずに、先にチャーシューや野菜を平らげて最後に麺を食べれば血糖値の上昇が緩やかになります。

また、炭水化物以外の具材を先にゆっくり良く噛んで食べていると、脳の満腹中枢に「もう十分に食べたよ」というシグナルが届き、血糖値を上げる原因である炭水化物を「残す」ことが可能になります。