健康維持に役立つ習慣は何か。医師の牧田善二さんは「脳を大事に考えるなら、無理のない範囲でいいから体を動かすことだ。加えて、食後すぐに運動することで血糖値の上昇が緩やかになることもわかっていて、一石二鳥である。私のおすすめは『ついで』感覚でできるこの運動だ」という――。
※本稿は、牧田善二『糖が脳を破壊する』(SB新書)の一部を再編集したものです。
健康づくりの土台「体重計測」を毎日やる
これまで何度かふれてきたように、肥満の原因は糖質の過剰摂取です。太っている人は、日頃から糖質を摂り過ぎている可能性大で、それはすなわち「脳にダメージを与えている」と考えられます。
脳に限らず、肥満は全身の健康にとってもマイナスばかり。2016年に国際がん研究機関が発表した報告では、太ると慢性炎症が起きて、さまざまながんの発症リスクが上がることがわかっています。
さらに、肥満は動脈硬化を促進し、高血圧や脳卒中のリスクも上げます。つまり、血管性認知症やアルツハイマー型認知症にも罹りやすくなるわけで、脳にいいはずがないのです。
残念なことに、太っている人ほど自分の体重を計測することに後ろ向きです。しかし、体重計測は脳や全身の健康づくりにとって基本中の基本。今日からしっかり体重を量りましょう。
朝起きてトイレを済ませたら、血圧計測の前か後に体重計に乗りましょう。
私は、朝の体重計測の結果によって、その日に摂る糖質量を調整しています。もし増えていたらあまり糖質を摂らないように、減っていたら「今日はそばでも食べるか」というようにしているのです。
そのために、自分の「標準体重」を知ることも重要です。

