血糖値スパイクを可視化する

リーダーは、アプリをインストールしたスマホでも代用でき、センサーは、約2週間、腕に張り付けたままで入浴も可能です。

脂身たっぷりの身厚なステーキを食べて、センサーにリーダーを近づけてみると、血糖値はほとんど上がっていないことがわかります。

一方、たった1個のメロンパンを食べて、センサーにリーダーを近づけてみると、あまりの上がり方にギョッとします。

このように、リブレを使えば、何を食べるとどのくらい血糖値が上がるのかを、はっきりあなた自身の目で確かめることができます。

血糖値スパイクが起きているその瞬間も、捉えることができるでしょう。

知らぬ間に血糖値スパイクを繰り返していれば、確実に脳と全身を劣化させます。リアルタイムで自分の血糖値を計測し、「これを食べるといけないのだ」ということがわかれば、そうした事態も防げます。

なお、長く血糖値管理が必要な糖尿病の患者さんの場合、センサーを買い足す人がほとんどですが、糖尿病でないなら、それも必要ありません。

1つのセンサーで2週間、いろいろなものを食べながら計測してみるだけでも、十分な気づきが得られます。

食後すぐにスクワットを

脳を大事に考えるなら、無理のない範囲でいいから体を動かすこと。なかでも、筋トレはおすすめです。

牧田善二『糖が脳を破壊する』(SB新書)
牧田善二『糖が脳を破壊する』(SB新書)

筋トレをすることで全身の血流が良くなり、脳の血流量も増加します。血流量が多くなれば、それだけ酸素や栄養が運ばれ脳も活発に働きます。

また、「アイリシン(イリシン)」という骨格筋由来ホルモンが分泌され、アルツハイマー型認知症の予防に役立つことがわかっています。

さらに、筋トレによって、記憶を司る海馬に多く含まれ、神経細胞の働きを活発にしてくれるBDNF(脳由来神経栄養因子)という物質の分泌が促されます。それによって、脳の神経細胞が守られるだけでなく、新生もできます。筋トレは、脳の若返りに確実な効果があると考えられます。

加えて、食後すぐに運動することで血糖値の上昇が緩やかになることもわかっています。

血糖値の上昇を緩やかにすれば脳を守ることにつながるのは、これまで説明してきたとおりです。

ということは、食後すぐに筋トレすれば、まさに一石二鳥の効果を手にできます。

筋トレと言っても、たいそうなことをする必要はありません。運動を習慣にするために大事なのは、身近なものにしておくこと。「ついで感覚」でできるのが一番です。

私のおすすめはスクワット。食後すぐに、その場で10回のスクワットを3セットも行えば十分です。

あるいは、1回のスクワットに10秒ゆっくりかける「スロースクワット」を10回行ってもいいでしょう。いずれにしても、時間は2〜3分しかかかりません。

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