2026年3月に、プレジデントオンラインで反響の大きかった人気記事ベスト3をお送りします。食生活・飲み物部門の第3位は――。
▼第1位 「午後のコーヒー」が睡眠の質を下げている…最新研究でわかった、23時に寝る人が「最後に飲んでいい時間」
▼第2位 牛乳でも野菜ジュースでもない…肝臓外科医が「切り替えて1カ月で肝機能が改善する」と話す"飲み物3種"
▼第3位 ビールでも焼酎でもない…医師が「脂肪肝まっしぐら」と注意を促す"飲みやすくて厄介なお酒"の種類
健康的にお酒と付き合うにはどうすればいいか。肝臓外科医の尾形哲さんは「アルコール度数は低くても、果糖やブドウ糖を加えて飲みやすくしたお酒や、度数が高いお酒はとくに注意が必要だ」という――。
※本稿は、尾形哲『甘い飲み物が肝臓を殺す』(幻冬舎新書)の一部を再編集したものです。
アルコールはひとまず減らしてみる
スマート外来には、お酒をよく飲まれる脂肪肝や肥満の患者さんも数多くいらっしゃいます。そうした患者さんは、アルコール量を減らすと、確実に体重が減って脂肪肝も改善へ向かうようになります。この点から言っても、アルコールが脂肪を蓄積させて体を太らせる大きな原因になっていることは間違いありません。
とりわけ、アルコール性脂肪肝の人は、アルコールを減らすことなく脂肪肝を改善することはできません。多量飲酒者(1日のアルコール摂取量が純アルコール換算60g以上)の場合、90%以上に脂肪肝が認められます。心当たりがある人は、まず酒量を減らさないことには何も始まらないのです。
また、アルコール性脂肪肝とまではいかずとも、そこそこ飲む程度で脂肪肝の診断を受けている人も数多くいると思いますが、そういう方々も、ひとまず自分のアルコール量を減らしてみることをおすすめします。
それにしても、アルコールを飲むと、どうして肝臓の脂肪化や肥満が進んでしまうのでしょうか。これには大きくふたつの理由があります。

