意外だった悠仁さま19歳の成年式
その一方で、昨年には少し意外な出来事もあった。それは秋篠宮家のご長男、悠仁親王殿下のご成年式が19歳になってから挙げられたことだ。
改めて言うまでもなく、民法の改正によって誰もが18歳で成年を迎えることに変更された。皇室は民間以上に儀式を重んじておられる。にもかかわらず、悠仁殿下が成年を迎えられた18歳のうちには、ご成年式を挙げられなかった。
丸1年間遅らせて、19歳のお誕生日の当日に行われている。18歳のお誕生日が受験期に重なっていたとはいえ、わざわざ翌年のお誕生日まで延期する理由はない。
これまでもご成年式を延期した事例はある。しかし、たとえ延期してもご成年を迎えた年のうちに行われていた。もう1歳ご年齢が上がるまで延ばした前例はない。
明らかに異例のなさりようだった。これは何故だろうか。
皇室典範には天皇と“直系”の皇太子・皇太孫だけが18歳で成年という規定が残っている(第22条)。そのために、秋篠宮殿下は“傍系”の宮家として18歳でのご成年式を控えられたと拝察できるのではあるまいか。
「宮家行事を宮殿で開くことは適切ではない」
ご成年式の時期を遅らせられたことは、これにともなう祝宴を、宮殿で行うことを避けて民間の施設を使われた事実とも、ピッタリ重なる。
直系であれば、男女の性別に関わりなく宮殿で祝宴が行われる。このことは、浩宮殿下(天皇陛下)、礼宮殿下(秋篠宮殿下)、紀宮殿下(黒田清子さま)の実例がある。
直系の皇女でいらっしゃる敬宮殿下も、前例通り宮殿で祝宴が行われるはずだった。だが、この時はコロナ禍と重なった。そのために、やむなく中止されたのは残念だ。
悠仁殿下のご成年式にともなう祝宴が民間施設(帝国ホテル、明治記念館)で行われたことについて、宮内庁は次のような説明をしていた(毎日新聞デジタル、令和7年[2025年]7月29日公開)。
「宮殿は天皇の諸行事が行われる場所であり、宮家行事を宮殿で開くことは適切ではない」
