返答が的外れ、話が平行線、何を言っても響かない……。時に会話が成立しない相手がいる。どうすればすれ違わずに意思疎通ができるのか? 深い対話を得意とする4名がその方法を伝授する――。
タイプ③:自分を攻撃させないため爆発を繰り返す
暴走ヒステリックタイプ

「話しかけたら、いきなり怒鳴られた」「異なる意見を述べたら表情が固まり、それ以来口を利いてもらえなくなった」。そのような体験をしたことはないだろうか。感情的な人に話しかけるのは勇気がいる。気づきにくい地雷を踏んで攻撃されることもあるし、悲しみにくれて話を聞いてくれないこともある。とにかく話が進まないのだ。

人が感情的になるとき、脳はコントロールしにくい状態になっていると西氏は解説する。

「感情的になると扁桃体が発火し、アドレナリンやコルチゾールといったストレスホルモンが分泌されます。その影響で、理性をつかさどる前頭前野の機能が低下すると、論理より感情が優先され、理不尽な言動が出やすくなります。意思の力でどうにかなる状態ではなく、脳の仕組みとしてそうなってしまっているのです」(西氏)

(構成=増田忠英 イラストレーション=伊野孝行)