返答が的外れ、話が平行線、何を言っても響かない……。時に会話が成立しない相手がいる。どうすればすれ違わずに意思疎通ができるのか? 深い対話を得意とする4名がその方法を伝授する――。
タイプ⑤:悪意はないのに頭の中が大渋滞
思考パンクタイプ

真面目な性格で対応も誠実。にもかかわらず会話をすると、話が散らばってまとまらない。そんな思考がバグを起こして話を整理するのが苦手な人を、こたけ氏は「安心できる雰囲気をつくることが鍵になる」と考える。

「会話のボールが自分に回ってきたときに緊張してしまって、何を言えばいいかわからなくなってしまうのでは。その緊張さえ解ければ、問題なくコミュニケーションを取れるはずです」(こたけ氏)

こたけ氏が実践している方法は、相手が言いたいであろう言葉や主張を複数あげて、「こういうことですよね?」と話の組み立てをサポートすることだ。「そうです」と頷いているだけでも会話のプレーヤーとして参加している感覚が生まれる。時間が経つごとに緊張が解けて、混乱していた話が整理されていくという。

(構成=鈴木 工 イラストレーション=伊野孝行)