イライラやストレス疲れを避けるにはどうしたらいいのか。順天堂大学の小林弘幸教授は「朝の服選び、早口、就寝前の食事など、自律神経を乱す習慣を改めることが大切だ。イライラを軽減させる家事もあるので参考にしてほしい」という――。

※本稿は、小林弘幸『自律神経が整えば体の不調は消える』(ベスト新書)の一部を再編集したものです。

前日の服選びが朝のイライラを防ぐ

朝の時間帯にドタバタしないことが、自律神経の安定にはとても大事。そのためには、着ていく服を、前の晩に用意しておくようにしましょう。

着ていく服に迷うのは、だいたい天気の悪い日か季節の変わり目。

「ずいぶん降っているな。このスーツだとズボンの裾が汚れたときに目立つな。遅刻しそうだけど着替えるしかないか」
「なんか、ずいぶん寒くなりそう。でも、厚手のジャケットはどれもしわだらけだ。ああ間に合わない、どうしよう」

こんなことで朝の大事な時間を使い、イライラしたまま家を出るのは最悪です。

灰色とオレンジ色のTシャツを着た2つのハンガーを持って顔をしかめている男
写真=iStock.com/Khosrork
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いまは、インターネットでも簡単に天気予報がチェックできますから、前の晩に適切な服や靴を選び、揃えておきましょう。もちろん、鞄の中もチェック。予定を確認して必要な物は整えておきましょう。

ちなみに、私はここ数年、仕事の場では「ワイシャツは白」と決めています。スーツはたいてい黒です。日によっていろいろ変わる予定に合わせ、着ていくものを考えるのが面倒だからです。この組み合わせなら、どういう場に出向いても違和感がありません。

だから、クローゼットの中は似たような黒いスーツがずらっと並んでいます。

自分のルールを決めて服選びに迷わない

私は、日々のさまざまな事柄を「考える必要のあること」と「考える必要がないこと」に分けています。仕事をはじめとした重要な事柄はじっくり考えますが、服装はきちんとしていればいいことであり、それを考えるため時間を使いたくないのです。

それに、白いワイシャツと黒いスーツなら、どんなネクタイでも合います。ネクタイはいろいろ替えたいので、ますますこの組み合わせが便利に思えてきます。

天気の悪い日は、どうしても気分が落ち込みがちになるので赤系など明るい色のネクタイを選ぶようにしています。鏡に向かってそれを締めているうちに交感神経が上がり、やる気のスイッチが入ります。

逆に、暑い日や落ち着いて過ごしたいときにはグリーンやブルーが使われているネクタイを選ぶことが多くなります。

服選びはルールを決めて、前日に済ませましょう。