ゆっくりと話せば自律神経が整う

人は、怒りに突き動かされていると、どうしても早口になります。

こういうときは、交感神経が異常に高くなっていて、呼吸も浅く短くなります。血圧が上がって血液もどろどろ。心身にとって非常によくない状態です。それに、見た目もみっともない。ヒステリックにわめき散らしているさまは、決して格好いいものではありません。

普段から、穏やかな気持ちで過ごすために、ゆっくりと話すクセをつけましょう。それだけで自律神経が整い、怒りと無縁になります。

ゆっくりと話せば、呼吸も深くゆったりしたものになってきます。それによって副交感神経が高まり、リラックス状態に入れるのです。

ゆっくりした話し方には、ほかにも得することがいっぱいあります。

思慮深く見えるので、仕事での信頼感も増します。がつがつした感じがなくエレガントに見えます。調子に乗っての「ぽろっと失言」がなくなります。考えて話すので、ポイントを絞ったわかりやすい説明ができます。

プレゼンテーションを行うスーツを着た日本のビジネスマン
写真=iStock.com/west
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プレゼンは最初の一言をゆっくり話してみる

これまでずっと早口できた人がそれを直すには、話の「出だし」が重要。最初の一言を、自分が思っているよりもはるかにゆっくりめに話してみましょう。その声が自分の耳に入ることで「あ、ゆっくり話せているな」と確認でき、その後もペースが保てます。

逆に、最初の一言を早口でやってしまうと、そのこと自体に慌ててしまってなかなか修正がききません。

そのまま早口でしゃべっていれば、呼吸が浅くて酸素がまともに取り込めないので頭の回転も鈍ってきます。言葉数が多い割には「たいしたことを言っていない人」になってしまうのです。

大事なプレゼンなどはもちろんのこと、普段から友人とおしゃべりするようなときでも、「ゆっくり話す」を意識しましょう。