宣言が脳のポテンシャルを最大限引き出す

頼まれた仕事を命令通りにこなすだけでは、外発的モチベーションにとどまり、脳は疲弊しやすくなります。

しかし、これを逆手にとって「どうせやらないといけないなら、サッと片づけて自分の時間を増やそう」などと考えることができれば、内発的モチベーションに変換することができます。

例えば、「明後日の朝までに報告書を提出」という上司からの指示であれば、これをただのノルマとしてこなすのではなく、「明後日は別のことに時間を使いたいから、明日までに完璧に仕上げてしまおう」と、自分なりの目標に変換するのです。

そして、このように自分で目標を立てることができたら、それを周囲に宣言してみましょう。

「○○部長、この報告書は明日までに提出します」
「来週の火曜までに、あの案件の対応を完了させます」

このような具体的な宣言は、あなた自身の責任感を高め、ドーパミンをより強力に活性化させます。

「目標を自分事化する」というシンプルな意識改革が、あなたの脳のポテンシャルを最大限に引き出し、仕事の完了を早めてくれるのです。

ここ一番は「ビッグマウス」で運を呼び込む

日本人のほとんどはネガティブ思考の傾向があります。私たち日本人が、セロトニンが枯渇しやすい遺伝子を持つ傾向にあるためです。

ただ、もちろん、ネガティブ思考は悪いことばかりではありません。人生でも仕事でも、最悪の事態を想定して危機管理をすることは非常に重要です。

数年前のコロナ禍でも、欧米人に比べて日本人の死亡率が圧倒的に低かったのは、ネガティブ思考に起因する優れた危機管理能力のおかげだと言われています。

しかし、仕事での勝負どころや恋愛などのプライベートシーンで、ネガティブになりすぎて萎縮していては、せっかくの運を呼び込むことすらできません。

ここでのアクションは、まさにそんな状況を打ち破るためのものです。重要な場面に臨むときは、まず明るくポジティブな言葉を、あえて人前で発してみましょう。

「僕は、30代のうちに必ず課長になります!」
「将来は○○プロジェクトに、絶対に関わります!」
「あの人と付き合えるように、努力します!」

このように人前で「ビッグマウス宣言」をすると、一度大見得を切ってしまったからには、なんとかして実現しなければならない状況に自分を追い込むことになります。いわゆる「背水の陣」ですね。

このプレッシャーによってノルアドレナリンが分泌され、その勝負への集中力や遂行(実行)機能が極限まで高まることがわかっているのです。