話すテンポの強弱は、相手との駆け引きで決める

その点、若干感覚的な話で恐縮だが、早いテンポで話す人には、なるべく同じようなスピードで話したほうがいいだろう。相手の“train of thought”のスピードに合わせてあげたほうが、相手は気持ちよく話せる。そうなると、この項目の冒頭で述べたようなゴールに、より早く近づくことができるだろう。

一方でこちらが早くしゃべろうとテンプアップしても、まったく自分のリズムを崩さなかったのが、世界的ジャーナリストのボブ・ウッドワードである。

彼は、まるで私にバトンを渡したくないかのように、自分のペースで話し続ける。私がテンポアップしようとしても、向こうはまったく意に介さず。