コミュニケーションが上手な人は何が違うのか。明治大学文学部教授の齋藤孝さんは「ほめ方が自然だと、相手は気分よく話せて会話が盛り上がる。相手の発言に対し、『でも』ではなく『いいですねぇ』とまずは共感する姿勢が大切だ」という――。

※本稿は、齋藤 孝『ほめるは人のためならず』(辰巳出版)の一部を再編集したものです。

会話をする会社員男女
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「初めて聞きました!」と素直に言っていい

ほめる三大テクニックその1▼いいものに対しては「素直に驚く」

「へぇー!」

これは驚きの言葉です。

そして感嘆の言葉でもあります。

大きな声を出さなくてもよく、言葉だけでなく体全体で少し驚いた感じを出すのもいいでしょう。思い切って「はっ!」「そうなんですね!」「初めて聞きました!」と、そこまで言ってもいい場合も多いです。

「今、初めて聞きました!」はすごくナチュラルな言葉なのでいいかなと思いますね。

相手もここまで言ってもらえると、次の話がしやすくなるものです。このあたりが聞き上手のポイントと言えるでしょう。

まず、素直さが大事です。

しかし、初めて聞いたことなのに何も言わない人もいます。

みんないろいろな情報に対して麻痺してきているので、何を聞いてもいちいち驚いていられないという体になってきているのです。そんな感覚が身につき過ぎて、誰の話に対しても、もはや何にも驚けない。

それが少し冷たい感じがするのですね。