普段使っていない頭を使う方法とは

コーセー セレクティブブランド事業部・企画部グループマネージャー 
山崎慎也 

1969年、新潟県生まれ。92年入社、98年~中国駐在(杭州、上海)、2001年10月~ソウル駐在を経て、09年より現職。

コーセーのコスメデコルテは1970年の発売以来、40年以上の歴史を持つ高級ブランドである。山崎慎也氏はこのコスメデコルテとプレディアという、百貨店や化粧品専門店で対面販売するブランドを扱う部門の企画部グループマネージャー(GM)を務める。現職に異動する前は韓国現地法人の立ち上げに参画して8年半駐在し、最後の3年間は社長を務めるなど、豊富な海外経験の持ち主である。そんな山崎GMがビジネスリーダーの養成講座である大前経営塾の受講を始めた動機はネットワークを広げ、多種多様な人と議論を行うことにあった。

「韓国駐在中は意識しなくても、必然的にネットワークが広がりました。小さいながらも現地法人の責任者でしたので業種を超え、公私共にかなり広い範囲で動き回らなければいけなかったからですが、日本に戻ると自宅と会社の往復になり、付き合う範囲も社内の人間や取引先くらいまでになってしまった。そこで広い範囲の方たちと議論したいと思い、経営塾に申し込みました」(山崎GM)

ビジネス・ブレークスルー(BBT)の運営する大前経営塾のカリキュラムは、大前研一塾長が選定するテーマで構成する「現代の経営戦略」、21世紀の経営者に必要とされる能力を身につける「新しい能力を身につける」、毎週1人の経営者を取り上げて自分がその人だったらどうするかを検討する「Real Time Online Case Study(RTOCS)」が必修科目として設定され、インターネット上で講義と議論が行われる。加えて著名な経営者による「経営者講義」と、大前塾長が1週間に起こったニュースを独自の視点で解説する「大前研一ライブ」が任意科目として用意されている。

これらのカリキュラムはすべてオンライン上で完結し、ネット環境とパソコンやスマートフォンがあればいつでもどこでも学習できるのが特徴である。