※本稿は、小林義崇『超改訂版 すみません、金利ってなんですか?』(サンマーク出版)の一部を再編集したものです。
金利は「固定」か「変動」か
【小林】金利の契約の仕方には2種類あることもポイントです。「金利はずっと同じ」という契約と、経済状況に応じて「金利が変わる」という契約です。「金利はずっと同じ」という契約が「固定金利」。「金利が経済状況に連動して変わる」という契約が「変動金利」です。
【梅田】固定と変動……この違いが日々の生活に関係してくることはありますか?
【小林】もちろん! たとえばお金を長期間銀行に預けるとき、定期預金の中には固定金利か変動金利か、選べる商品があります。反対に銀行からお金を借りるとき、たとえば家を買うために住宅ローンを組んでお金を銀行から借りるときにも、固定金利か変動金利か、選ぶケースが多いです。
【梅田】損得を計算しながら固定金利か変動金利か、選ばなきゃいけないってことですね。
【小林】そうです。「金利はこれからどうなるのか」を予想しながら、2つの契約のうちどちらが自分にとって得なのか、吟味することになります。さらに、同じ固定金利でも固定にする年数を選ぶことができますよ。たとえば「10年固定」というタイプのローンであれば、ローンを組んでから最初の10年間は固定金利ですが、あとの返済期間は変動金利になります。
固定金利は変動金利よりも高い
【梅田】けど、金利が上がったりするリスクを考えると、変動金利は怖いですよね。ローンを組む際、固定金利を選ぶのがオーソドックスなんですか?
【小林】そうとも限らないですよ。固定金利の場合、変動金利よりも金利が高く設定されているものなんです。ですから、「金利は今後上がらない」のであれば変動金利が有利ですし、逆に「金利は今後上がる」とふんだ場合は固定金利、ということになりますね。
【梅田】将来の金利のことなんて、僕、まったくわかりません……
【小林】もちろん、みんなそうですよ。でも、いくら変動金利といっても、突発的な天災や世界情勢の変化などがない限り、皆さんが直接払う金利の値が突然大幅に上がったり下がったり、なんてことはほぼありません。
【梅田】なるほど。僕が固定金利か変動金利か頭を悩ませる場面は、やっぱり住宅ローンを組んで家を買うときですか?
【小林】そうですね、圧倒的多数の人たちに関係するのは、「住宅ローンを組むのだけれど、どちらがいいか」という場面です。その問題に集中してお話ししましょうか。
【梅田】はい、お願いします!

