言いにくいことでも、相手を不快にさせずに伝えるにはどうすればいいか。カウンセラーの藤本梨恵子さんは「ビジネスマナーでは、相手に伝えづらい内容や要求を、前置きし柔らかく伝える『クッション言葉』が必要だ。依頼やお詫び、断りなどを伝える際には、『お・も・し』と呼ばれる三大クッション言葉を使うといい」という――。

※本稿は、藤本梨恵子『なぜか機嫌がいい人がやっている100の習慣』(明日香出版社)の一部を再編集したものです。

手を合わせて微笑むビジネスマン
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言い過ぎや言いそびれをなくす

嫌な目にあったら、やり返すのも我慢するのもよくありません。

カチンときて感情的に「言い過ぎ」ればトラブルや自己嫌悪を招きます。反対に、我慢して「言いそびれ」が多くなれば、ストレスに感じます。

だから、攻撃的でも受身的でもなく、互いを尊重しながら率直に話し合うアサーティブコミュニケーションが大切です。基本の3タイプを紹介します。

アグレッシブ(攻撃型)

「他人が間違いを犯したら、怒るのは当然だ」という価値観で感情を攻撃的に表現しがちなタイプ。ドラえもんにでてくるジャイアンのように自己中心的で自分の意見が通らないと不機嫌になります。

ノン・アサーティブ(非主張型)

自分に自信がなく、頼まれると断ることができません。我慢に我慢を重ねた結果、爆発し、相手と縁を切るなど極端な行動にでることもあります。

ドラえもんののび太くんのように嫌でも自分を押し殺し、相手に合わせてしまう消極的で依存的なタイプです。

アサーティブ(双方を大切にした自己表現型)

相手も尊重しながら、自分の主張も率直にできるタイプです。ドラえもんのしずかちゃんのように、友人の誘いに対して「誘ってくれてありがとう。今日は塾でいけないの。また誘ってね」と相手を尊重しつつ、自分の意見も言えます。

人間関係を良くするために自分の性格を変える必要はありません。伝え方を変えればいいのです。

練習すれば誰でも上達できます。

自分も相手も大切にして伝える!