生きづらさを解消するにはどうすればいいか。カウンセラーの藤本梨恵子さんは「成人しても幼少期に築かれた『愛着』という心のクセが、7割以上の人に継続するといわれる。これらのパターンに気づき、ケアしていくことで、不安を軽減し、自己肯定感を徐々にアップしていくことができる」という――。

※本稿は、藤本梨恵子『なぜか機嫌がいい人がやっている100の習慣』(明日香出版社)の一部を再編集したものです。

ハート型のキャンドル
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いつも不安で、人に認めてもらおうと過度に努力する

子供は親に嫌われたら生きていけません。

子供は何か努力をするから愛されるわけではありません。しかし、「親の言うことを聞いて、いい子にしていたら」「きちんと兄弟の世話をしたら」「いい成績をとったら」など条件づけの愛情で育てられると自分は無条件で生きていて良いという基本的な安心感が乏しくなります。

親の望み通りに振る舞った時だけ認められ、そうでなければ冷たくされるような状況では、子供は安心安全な愛着の土台を得ることができません。すると親を求めながら、同時に恐れはじめます。

愛されたい、認められたいという思いを満たされず育った人は、大人になっても、その気持ちを引きずり、いつも不安で、人に認めてもらおうと過度に努力したり、依存し、気を引くために困らせ、反発しがちです。

また、甘えて拒絶され傷つくことがないように人と距離を置いたり、親しい関係を煩わしいと感じ、人に助けを求められないこともあります。

愛着が不安定だと、自己肯定感が低く、相手により安心感が大きく左右されます。さらに年齢を重ねると安心感が徐々に減ってしまう傾向にあります。