いつも感情の安定している人は何をしているか。カウンセラーの藤本梨恵子さんは「『自分に厳しく、他人に優しく』は悪手だ。自分に対する思いやりを持っている人の方が、他人に優しく、感情のコントロールができ、目標も達成でき、健康でいられる」という――。
※本稿は、藤本梨恵子『なぜか機嫌がいい人がやっている100の習慣』(明日香出版社)の一部を再編集したものです。
「自分にも優しく、他人にも優しく」
「自分に厳しく、他人に優しく」と教育されたり、「自厳他寛」が四字熟語になるほど、自分に厳しく、というのは世界共通の考え方です。
実は、この考えは悪手。「自分にも優しく、他人にも優しく」が正解です。
セルフ・コンパッション=自分の愛する人を思いやるように、自分のことを思いやることの研究が先駆者であるクリスティン・ネフ氏によって英語圏を中心に進んでいます。
「セルフ・コンパッションなんて、自分に甘いだけじゃない?」「他人を顧みない自分勝手な人の理屈では?」と誤解されることがありますが、自分への慈しみを大切にするセルフ・コンパッションのメリットは、世界中で1000を超える研究からも証明されています。
《セルフ・コンパッション=自分への思いやりのレベルが高い人の特長》
・他者に思いやりを持って、配慮でき、対立した相手に対しても和解案を提案できる
・自己コントロール能力が高く、自分の行動に責任を持ち、必要な時に謝ることができる
・人生への満足感や幸福度が高い
・自信・感謝・楽観性が高い、うつ・不安やストレスが低減される傾向がある
・身体的な健康状態がよい

