フルマラソン自己ベストは3時間23分38秒

10月19日、秋晴れの東京。今日は東京レガシーハーフマラソンを走ります。午前8時5分の号砲で、ランナー約1万5000人が国立競技場をスタートしました。市民マラソンの常ですが、序盤は人の波が途切れず、思うように前へ出られません。

撮影=宇佐美雅浩

富久町西交差点を右折し、靖国通りから外堀通りに入るころ、ようやく周囲との間隔が空き始めました。神楽坂を抜けて、飯田橋の平坦なコースに入りました。左手に並ぶビルの隙間から、東京ドームの白い屋根が朝日に照らされ光っているのが見えました。断続的に届く沿道の皆さんの拍手や声援が、足取りを軽くしてくれます。

後楽園ブリッジに差しかかったところで、応援に来てくれた仲間の姿が見えました。ここで疲れた顔は見せられません。無意識にコースを蹴る足に力が入りますが、飛ばしすぎないようにセーブします。今日のハーフは今後のフルマラソンに向けた「調整」も兼ねているので、しっかり予定のペースを守ります。

ランニングを始めたのは、いまから15年ほど前のこと。当時も仕事が忙しく40歳を前に、体形の変化と心身の疲れを感じ始めていたころです。「体力をつけなければ」と、最初は帰宅後の夜に家の周りを歩くことから始めました。数週間で歩ける距離が延び、ジョギングになり、間もなく「本格的に走ってみよう」と思えるようになりました。

幸運にも東京マラソンの出場権が手に入り、2010年に人生初のフルマラソンを走りました。とにかく足を止めずに前へ進むことだけに集中し、3時間58分11秒で完走しました。以降、コロナ禍で走れなかった年もありましたが、年2回のフルマラソンを軸に、ハーフも含めて大会に年間5〜6回出場しています。

記録は3時間半を切ることもあれば、4時間を超えることもあり、まちまちです。大会によって環境やコースなどの条件は大きく異なりますし、仕事が忙しくコンディションを整えられないこともあるので、いつも結果を受け入れています。どんなタイムでも完走したときの達成感は格別ですが、それと同時に「あの区間をもう少し粘れれば、もっといい記録が出せた」と反省点が出てきます。

ちなみに自己ベストは19年の大阪マラソンで記録した3時間23分38秒です。

チャレンジを続け純利益1兆円を目指す

マラソンにはゴールがあります。どれほど苦しくても、足を止めなければ必ずたどり着くことができます。それは仕事にも通じるところがあると感じます。いつもベストな環境で挑めるとは限りません。途中でうまくいかないこともあるでしょう。それでも諦めずやるべきことを積み重ねていけば、結果は出るのです。努力を尽くせば完璧ではなくとも達成感は得られ、同時に次への課題が見えてきます。

オリックスはもともと、機械や設備のリース業から出発しました。そこから、融資・生命保険などの金融、不動産の開発・運営や再生可能エネルギー、球団の運営などといった事業、資本を投じて企業やプロジェクトに参画する投資へと事業を拡大してきました。

当社が手がける事業は、多岐にわたるので、ある分野の環境が厳しくなっても、別の分野が支えることで全体の収益を保てます。こうした事業ポートフォリオが、景気変動に強い経営基盤につながっています。

(構成=渡辺一朗 撮影=宇佐美雅浩)

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